越後三山周辺(新潟) ヨモギ山(989.3m) 2024年3月16日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 5:28 除雪終点(標高260m)−−5:46 林道分岐(標高270m)−−6:39 橋(標高420m)−−6:46 渡渉(標高430m)−−8:32 ヨモギ山(標高989.3m) 8:55−−9:30 渡渉(標高430m)−−9:34 林道(標高420m)−−10:04 県道に合流(標高270m)−−10:15 除雪終点(標高260m)

場所新潟県南魚沼市/魚沼市
年月日2024年3月16日 日帰り
天候曇後晴
山行種類残雪期の藪山
交通手段マイカー
駐車場県道除雪終点路側に数台駐車可
登山道の有無無し
籔の有無無雪期はおそらく灌木と根曲がり竹の藪と思われるが、今回は雪に埋もれて藪漕ぎは無し
危険個所の有無無し
冬装備スノーシュー(必須)、、ロングスパッツ、防寒長靴、ピッケル(無くても可)、10本爪アイゼン(未使用)
山頂の展望ブナが林立する西側以外は大展望
GPSトラックログ
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コメント今年は気温が高めに推移したため藪が出ていないか心配だったが、幸いにしてまだ雪が繋がっていた。荒山集落から高石沢沿いの林道に入り、林道が左岸から右岸へ移る橋を渡る手前で右に分岐する支流沿いに上がり、渡れる箇所を探して支流を渡って右岸尾根に取り付いてそのまま山頂を目指した。ネットで調べた結果、これが最も良く登られるルートである。実際、このルートは危険箇所が無く歩きやすいルートであった。この日は朝から気温が高くて雪の締りが全く無く、残雪期とは思えない雪質で最初から最後まで重いラッセルに悩まされた。先人の古いスノーシューのトレースがあったが、林道以降はほぼ消えていた。尾根の前半は杉の植林帯で、それを越えると明るく気持ちのいいブナの自然林が山頂まで続く。山頂は大展望が楽しめるがこの日は空気の透明度がイマイチであった


南魚沼市荒金集落から見たヨモギ山等の越後駒ヶ岳北方稜線の山々。この中で地形が穏やかで容易に登頂できるのはヨモギ山だけである


県道除雪終点路側に駐車 県道除雪終点の車止め
県道から林道が分岐する地点 右にカーブするのが県道。スキー跡はこちらに続いていた
林道入口の神社 神社裏手から見たヨモギ山西尾根。雪が少なく地面が見えている
建物登場 武蔵大学ワンゲル部の看板あり
入口には「武蔵山荘 星の小屋 武蔵大学/高校/中学校」の表記あり ヨモギ山西尾根末端。雪は少ない
大岩の根元に祠あり デブリ
カモシカと私の足跡の比較 高石沢を渡る橋。ここは渡らず右へ
支流の左岸を巻いて渡渉箇所を探す 画面奥の場所で渡渉した
支流にもスノーブリッジは無し 渡渉箇所。両岸は雪壁で簡単には下れない
右岸側は杉植林 標高450m付近で尾根に乗る
標高510m付近 標高530m付近から見た772m峰。直下を林道が通っている
標高600m付近 標高640m付近。植林帯が終わる
たまに股まで潜る穴に落ちた 標高670m付近。イワウチワはまだ葉っぱだけ
柳の芽 標高850m付近
標高930m付近 ヨモギ山山頂
ヨモギ山から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
ヨモギ山から見た笠倉山 ヨモギ山から見た八海山
ヨモギ山から見た東に延びる稜線。越後駒は雲の中 ヨモギ山から見たカネクリ山。尾根が断絶しているように見える
山頂ではスノーシューでも15〜20cm潜る 下山開始。往路を戻る
標高850m付近 標高780m付近
標高780m付近から見た水無川沿い 標高750m付近が地面が見えた最初の箇所
今年初のマンサクの花 標高620m付近で僅かに藪が出ていた
標高600m付近 標高550m付近
渡渉場所の左岸側 支流左岸側の廃林道?
林道に合流 林道をショートカットした急斜面
「星の小屋」手前で林道を離れて右にショートカット ショートカットルートには古いスノーシュートレースあり
雪が消えた用水路沿いを下る 今年初のフキノトウ
林道入口の神社。消雪用?の水が引かれていた 県道に乗る
新しいスノーシュー跡。県道に続いていた ゴールが見えた
除雪終点到着 除雪終点から見た水無川上流方向。越後駒には雲がかかったまま


 3月に入って日本海側の藪山が雪に埋もれている時期に訪問したいと考えてはいたが、週末に寒気が入ったり前線の影響で天気が崩れたりとかでこれまで近場で済ませていたが、やっと週末に日本海側の天候もOKの日がやってきた。今シーズン初でどこに行くか悩んだが、最終的には越後駒ヶ岳周辺のヨモギ山をチョイスした。この山は越後駒ヶ岳から北に分岐する枝尾根の途中にあり、笠倉山と尾根続きの山である。ヨモギ山から東側にもカネクリ山、アオリ、池ノ塔、フキギがあって興味をそそられるが、地形図を見るとこの周辺はゲジゲジマークだらけで、雪が付いた時期に私の実力で行けるかどうか怪しい。そもそも雪質が相当いい場合以外は日帰りでは難しいだろう。もし挑戦するにしても事前の下調べを充分に行って挑戦できるかどうかの判断が必要であり、今回はお試しということでお手軽に登れそうなヨモギ山のみにした。この山は昨年に津久の岐山〜鼓が倉山に登ったときに見えていて、思ったよりも穏やかな山容であり登れそうな感触を持っていた。今回の候補に挙がってネットで調べたら意外と登られていることを初めて知ったのだった。

 魚沼地方は長野市からでは道のりで約130km前後。富山や岐阜の未踏の山よりはずっと近いとはいえ、ガソリン高の今の時代では出費が馬鹿にならない。何せ長野県のガソリン価格は全国一、二を争う高価格エリアである。ガソリンタンクが半分くらいに減っていたが、長野で入れるより新潟で入れた方が絶対に安いだろうとそのまま出かけることにした。約1年ぶりのルートで飯山、津南、十日町と走ったが、長野市街地では既に雪は皆無だが飯山以降は路側にまだ雪が見られた。これならヨモギ山の雪もまだ期待できるか?

 十日町から国道252号線に入り、飛渡川で東に入る県道に入って初めて後山トンネルを通って旧六日町市街地を横断して水無川沿いを県道を東へと走る。最後の集落である荒山から先にも県道は延びているが、荒山以降は人家は無いはずであり除雪は荒山集落までだろうと予想したとおりに最後の人家のすぐ先で除雪終点が登場。車止めが設置されいるがこの先は路面は全面雪に覆われているので車の通行は不可能だった。うまい具合に除雪終点近くには人家は無かったので路側に駐車して仮眠。空には星が見えず風が強いが気温は高めで、路側の雪は全く締りが無くスカスカであった。これでは明日は楽できそうにないな。それ以前に山に雪がどれくらい残っているのかが心配であるが、まだ真っ暗なので山の残雪状況は不明である。夜中になっても気温は下がらず、冬場なら寝袋2枚無いと寒くて寝られないのが1枚で充分だった。

 熟睡して翌朝は4時に目覚ましで起床。下界の日常生活なら寝る時間が早いのでこんな時刻まで寝ていることはないが、久しぶりの遠出で就寝時刻が遅かったこと、長時間の運転で疲れたことも影響しているだろう。初めてのルートなので明るくなってから出発することにしてゆっくりと飯を食って出発準備。今回は冬装備としてスノーシュー、ピッケル、10本爪アイゼンを持つことにした。足元はいつもの防寒長靴にロングスパッツで防寒と防水対策はばっちり。ただし登山靴と違ってかなり重いが。

 出発時はまだ薄暗くいつも使っているLEDライトを使おうとしたら点灯しない。電池を入れ替えてもダメで車に常備している予備のLEDライトに交換したが、こんなことをやっている間にLEDライトが不要な明るさになってしまった(汗) 故障したライトは帰宅してから故障原因を調べてみるか。おそらくどこかの接触不良だろう。以前から点灯しないことがあり、叩くと直ったりした。まるで昭和のTVである(笑)

 最初から路面は雪に覆われているが、ガードロープが張られた路側はかろうじて雪が無いのでそこを歩き、その隙間が無くなってからスノーシューを装着して道路を歩いた。雪の上には比較的新しいスキー跡と古いスノーシュー跡が続いていて、これらでできるだけラッセル回避を試みるが、雪が緩んでいてあまり効果が無い。最初からこの調子では先が思いやられる。

 この山は里に近いので下部には多く杉が見られ、いくら周囲に雪が残っていても気温が上がれば花粉を飛ばすため、最初から目に痒みを覚える。さすがに杉が近くにあると、いくら抗アレルギー薬を飲んでいても症状を完全に押さえ込むことはできない。車においてきた目薬を持ってきた方が良かったかも。

 その杉の植林帯の中で道が分岐。地図を開くとここで高石沢沿いの林道が左に分岐するが、実際には直進が林道で県道が右に分岐しているように見える。スキー跡は県道に続いていてスノーシュー跡は林道へ。スノーシューの主の行き先はヨモギ山に違いなく、ルートも私の計画と同じであろう。

 林道へ入るとすぐに雪囲いされた神社が登場。神社前の林道には沢水が引かれて道路上の雪は溶けている。おそらく神社を深い積雪から守るための方策なのだろう。神社から林道は右へ大きく迂回するように曲がるが、ここには先人のトレースは無かった。帰りに知ったがこの大回りする区間をショートカットしていたのであった。

 大周りが終わってショートカットの用水路近くに達すると建物が登場。標識によると武蔵大学のワンゲル部のものとのこと。大学のワンゲルは私が学生時代に藪山で活躍したが、今はもう時代が変わって廃部になったり活動内容の過激さもなくなってしまったかもしれない。1990年代のマイナーな藪山には某ワンゲル部の標識が数多く見られたが、もう今はほとんど残っていないかもしれない。

 ここからはヨモギ山西尾根の末端部分が見えているが、雪はまだあるものの量は少なく地面が見えている場所もある。おそらく藪が埋もれるほど雪が残っていないのだろう。場合によってはここを登ろうかとも考えていたが、当初計画通りに北西尾根を登った方が良さそうだ。こちらの方が北向きの要素があるので雪が残っている確率は高いだろう。

 再びトレースに合流して林道を上がっていくが、徐々に先人の足跡が不明瞭になってくる。砂防ダム手前でトレースが無くなったと思ったら林道のジグザク場所であり、ここでも先人はショートカットしたらしい。この人は良く地形図を見て歩いていたようだ。ジグザグった一段上の林道から今度は私がショートカットで雪の急斜面を直登。念のためにピッケルを出したが、雪がスカスカであまり効果は無かった。まあ、滑って落ちても下は雪に覆われた林道で、ここで止まるので問題は無い。

 上部の林道に復帰してなおも沢沿いを上がっていき、今年初めてデブリを乗越える。林道のガードロープは雪崩対策で冬季は取り外してあるようだ。この付近まで来ると先人のトレースは場所によってはきれいさっぱり消えてしまっていた。

 ようやく林道が高石沢本流を渡る橋に到着。橋を渡ってしまうと目的の尾根に取り付くのに高石沢本流を渡渉する必要があり、橋は渡らずに左岸沿いを支流上流向けてトラバース開始。雪に埋もれてはっきりしないが短い廃林道があるような幅が狭い平坦な筋があるような無いような。先人のトレースは早めに支流へ向けて下ったようだが、私は水平移動して高い位置で支流の渡渉場所を探すのとにした。スノーブリッジがあれば簡単に渡れるのだがどうであろうか。

 傾斜が緩んだところで下って沢沿いへ様子をうかがう。残念ながらこの標高ではスノーブリッジは残っていそうになく、沢の両岸は高さ2m近くの切り立った雪壁で下ることも登ることも難しそうである。沢までの高さができるだけ低い場所を見つけて、雪壁の一部を突き崩してステップを作って沢へ下る。幅があるので飛んで対岸へ渡れるわけではないが、水量は少なくて飛び石が利用可能だ。まあ、私の場合は長靴なので、この程度の深さならジャブジャブとそのまま渡ることが可能であるが。スノーシューの脱着が面倒なのでそのまま渡って、対岸は段差が少ないので簡単に岸に上がることができた。先人はどこで渡ったのかは不明だが、どうも私よりも下流側で渡ったようだ。

 対岸は杉の植林の緩い斜面で、まずは尾根上へと上がる。林道よりも植林の中の方が雪質が良く歩きやすかった。尾根直上に出ると南斜面が植林で北斜面は自然林だと判明。北斜面の方が傾斜がずっときつい。尾根上は藪が出ていないか心配だったが思ったよりは雪が残っていて、潅木や根曲がり竹が見られる箇所もあったが藪漕ぎが必要な場所はまだ無かった。過去の経験からして、この標高の杉の植林帯なら雪が消えても藪は薄いような? おそらく問題になるのは植林が終わった先だろうが、今回の積雪量ならまだ半月くらいは持ちそうな。まあ、それも今後の気温の推移や雨の降り方しだいであろう。

 谷を挟んだ左手(北)に見えているピークは笠倉山であろうか。あそこに残雪期に登ったのは何年前だろうか。雪に埋もれた林道も見えているが、私が歩いた林道の続きである。南側は八海山北斜面で、笠倉山とは対照的に樹林が少なく傾斜がきつく真っ白でヤバそうな場所である。

 標高640m付近で植林が終わって明るいブナの自然林に変わってテンションアップ! でも雪質は植林帯よりも悪くなってコンスタントに足首まで潜る状態で、残雪期らしさが感じられない。この冬は地元長野の山でラッセルをさせられたので足は慣れているとは言え、足は軽くない。おまけに所々で雪に隠れて見えない落とし穴があり、スノーシューを付けたままでもズボっと股まで踏み抜いて脱出に苦労することも。こんなときにピッケルが役に立つ。というのも雪に締りがなくて脱出のために雪面に手を着いても力をかけると手も雪に埋もれて脱出不可能だが、ピッケルを雪面に横倒しにしてこれを支点とすると、力が分散されて手で押してもほとんど雪に埋もれることが無い。今回のピッケルの活躍の場はこれだけであった(笑)

 この尾根は全体的には適度な傾斜だが、部分的には急な場所もあって下りではスノーシューを履いた状態ではバックで下った箇所もあったが、登りは問題なし。ただし急傾斜は疲れる。まあ、傾斜が緩くてもラッセルで疲れるが。この付近では先人のトレースはほぼ判別不能なほど薄くなっていた。先人が登ったときはこの辺りではあまり雪が潜らなかったのかもしれない。今回は足首の深さのトレースが延年と残ったので、しばらくは明瞭な形跡となって残るだろう。

 最後に地面が見えたのは標高750m付近で、それ以上は全面が積雪に覆われて地面は全く見えなくなった。僅かに顔を出した地面にはイワウチワの葉が見えているが、まだ蕾は無かった。雪に覆われているとはいえマンサクの花は咲いていたし、綿毛に覆われた柳の芽も出ていた。もう3月中旬を過ぎて豪雪地帯でも春は間近だ。

 標高940m付近で西尾根と合流するが、この付近は広い尾根であり合流したか分からないほど。ラッセルがさらにきつくなって20cm近く沈んでいるだろう。これじゃ新雪ラッセルと変わらないなぁ。

 徐々に傾斜が緩んでブナ林が突如として切れるとヨモギ山山頂に到着。山頂の西側はブナがあるがそれ以外の方向には立木皆無で大展望が広がっていた。ただし、この日は空気の透明度が悪くて北側の川内山塊はほとんど見えず。東側は越後駒ヶ岳に続く稜線であるが、東隣の1036m峰までは問題無さそうに見えるが、その先のカネクリ山山頂西側直下は尾根がブチ切れているように見え、かなりヤバそう。私の力では雪が無く藪が利用できる時期でないと無理かもしれない。でも恐ろしくマイナーなはずのカネクリ山、アオリ、池ノ塔、フキギはぜひ登ってみたい山である。

 今回は珍しく山頂で休憩。どうせ時間はたっぷりあるし。この冬にトレーニングで毎週のようにやっている鏡台山〜五里ヶ峯周回と比較すれば標高差も距離も少ないが、最初から最後までラッセルの連続はさすがに長野市近郊ではあり得ない。ラッセルは時間の割には体力の消耗が激しい。山頂南側が僅かに凹んでいて風除けにちょうど良かった。もしかしたら好天で日焼けするかと日焼け止めを持ってきたが、思ったよりも雲が多くて薄日が差す程度であった。

 帰りは往路を戻る。西尾根を下ろうかとも考えたが、あちらは傾斜がきついので下りではスノーシューが使えないが、雪が全く無いわけではないので下りでもツボ足ではラッセルがきつすぎる。往路で自分のトレースを利用してラッセルを回避するのがベストと判断した。

 所々で現れる急傾斜区間ではスノーシューでは滑ってしまい、尻餅をついて背中に雪が入ってしまう。仕方ないのでバックで下る。ワカンだったら下りでもこんなことは無いが、今回の雪質ではワカンでは力不足だろう。

 標高yが高く杉植林帯から離れた場所では花粉を感じず快適だったが、植林帯に入るとくしゃみが出て目の痒みが。豪雪地帯の新潟でも標高が低い場所では杉の植林が多いので、3月に入ると花粉は避けられないが、それでも関東のように広範囲の山全体が杉やヒノキの植林になっているわけではないので、これでもマシな方である。

 往路と同じ場所で沢を渡って林道へ。傾斜が無くなってもラッセルが続くので、往路の自分の足跡は大いに助かった。帰りは武蔵大の建物付近から先人のトレースに従って用水路脇をショートカット。ここは雪が溶けた場所があり、今年初めて見たフキノトウが顔を出していた。用水路は林道起点の神社で林道に乗り、すぐに県道に合流した。

 雪に埋もれた県道には新しいスノーシュー跡があったが、どこに登ったのだろうか。杉植林帯を抜けると急激に谷の幅が広がって平野部が登場し、駐車箇所の荒山集落が遠くに見えた。新しいスノーシューのトレースでラッセルを回避して除雪終点に到着すると、車は私のを含めて3台に増えていた。山にカメラを向けた若い男性が椅子に座っていたが、鳥でも撮影しているのだろうか? 車で着替えていると車でやってきた老人が双眼鏡を持って車から降りて若者と話をしていたが、どうやら同類らしい。


 着替えを終えて花粉を飛ばしている杉から離れた場所に移動して車の中でこの記録を書いていると、まだ全面が雪に覆われて真っ白な水田(正確には用水路?)からカエルの鳴き声が聞こえた。早くも冬眠から目覚めたようだが獲物はいるのだろうか。それに来週に入ると寒気が入って雪が降る予報であり、寒くなったらまだ土の中に潜るのだろうか?

 ここから見るとヨモギ山は見えないが、東に続く1036m峰、カネクリ山は良く見えていた。ヨモギ山から見たカネクリ山山頂西側直下の尾根は断絶しているように見えたが、ここから見ても同様で、尾根の一部が岩壁で切れているように見える。雪が無い時期なら藪に掴まって突破できるかもしれないが、雪が付いた時期では雪崩と滑落の危険が大きそうだ。

今日は終日のラッセルで疲れて他に山は登らなかったが、翌日は魚沼丘陵北部の上ノ山で藪漕ぎだった。その帰りがけに十日町市街地でガソリンを入れたがその価格に驚愕。\158/リットルだったが現在の長野市内の平均は\184/リットル! その差は\26/リットルであり、私の車では満タンにすると1日の食費分くらいの価格差があることになる。長野県は全国トップクラスのガソリン価格が高い都道府県であるが、ここまで差があるとは思わなかった。長野県外から長野県の山に登りに来る人は長野県外でガソリンを補給することをお勧めする。

 

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